わたしの仕事

職業 編集者と名乗りましたが、わたしが今勤めているのは編集プロダクション(編集制作会社とも言います)というところで、業界では「編プロ」と省略して言われています。

今回は編プロについて書いていきたいと思います。

 

編プロは出版社(以下、版元)の下請けのようなもので、版元から仕事を受注して色々な雑誌や書籍の制作をしています。

企画→掲載店(店だけでなく施設、人物など様々)のリサーチ〜リストアップ→掲載の許可取り→取材(現地に赴く場合もあればメール・FAXのみの場合もあります)→原稿作成→入稿→校正(初校、再校、念校〜責了まで)→校了…と、編集者は一連の流れに関わります。

 

作業はもちろん、デザイナーや営業、校閲(内容に間違いがないか、統一が図れているかなどを確認する人達)、取材先、カメラマンやスタイリスト(外部にお願いする場合もあれば自社で担当する場合もあります)、版元の編集担当など様々な人達と関わり、スケジュールを管理しながら校了まで進めます。

中にはライティングのみ(取材先への掲載の許可取りや記事確認も版元が担当します。こちらはあくまでも原稿を作成するのみです)の仕事もあれば上記のような長い一連の流れの中で外部に頼らず自ら撮影・取材をする場合も私の勤めている会社ではあります。

 

仕事自体、一冊丸々の時もあればページ単位での受注もあり、掲載件数も一冊300件くらいの時もあれば数ページで100件以下の場合もあり、仕事によりけりなのです。

同業者の方でなくても察しはつくと思いますが、かなりの激務です。環境は会社によりけりですが私が働いている会社は少なくとも基本的に暇だと感じる時は一年でほとんどありません。ありがたいことなのかもしれません。安定して仕事ができる会社に感謝しつつフリーの方々に敬意を持っています。